皆さま
こんばんは、職員の太田です。
今月17日に、対馬市主催のＳＤＧｓカフェで『地元の人に「ヤマネコ等の希少な動物を守りたい！」という気持ちを高めてほしい！！』というテーマで発表をさせて頂きました。
自分はヤマネコ関係の仕事をしているのでヤマネコを題材にし行政主導ではなく地元が主体となっての自然環境保全に関してをディスカッション形式で話し合いました。
例に挙げると、ここ数年、対馬では有害鳥獣駆除対象であるシカのくくり罠によるヤマネコの錯誤捕獲が問題となっていますが、シカ被害を食い止めるのは島民、野生動物共に急務であり有害鳥獣駆除は必須でもあります。
ヤマネコを守るためにも必要な有害鳥獣駆除が、ヤマネコにとって直接的な被害を出しているという状況を少しでも軽減するには島民の方々の「配慮」が必要です。
・適正に管理できる罠数で猟を行う
・毎日罠の見回りに行く
・ヤマネコが罠に掛かった場合にはヤマネコセンターに通報する
・締め付け防止金具の設定を狭くし過ぎない 等々…
行政やヤマネコ関係者からお願いするばかりではなく、地元がヤマネコを利用し、ヤマネコを守る意味が必要だと思います。
精神的な充足、経済的な充足、地元の方がどんな理由でも良いのでヤマネコ等の自然環境を守る理由が出来れば今よりもさらに一歩進んだ保全活動になると思います。
今回は難しい題材での発表ではありましたが、様々な意見を頂き良い機会となりました！
