3月のブログでも紹介していた、交通事故から生還した個体の「トラ吉」。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s9e359f90aad11aeb/image/i0262ae3a1b2d5a2d/version/1652433135/image.jpg)
室内で生きたマウスを与えたり、
コング(餌を入れて転がすゴム製のおもちゃ)を与えたりすると、
活発に走り回る様子が観察できました。ここまでの運動能力は問題なさそうです。
入院室での動きに大きな問題はないため、次のステップへ進めることになり、
「本当に野生に戻して暮らしていけるのか?」を確認するため、
ついに野外のケージへ移動させることになりました。
![これからトラ吉が生活する屋外ケージの様子。倒木や草の中でネズミを追う練習をします。](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s9e359f90aad11aeb/image/ie20083c9532d445b/version/1652433396/image.jpg)
5月某日、久しぶりの外の世界に喜んでくれるかな?と期待して
キャリーの扉を開けましたが・・・
全然出ていかず、しばらくキョロキョロして立ち尽くしていました(笑)
急な環境変化で恐ろしかったのでしょうね(^^;)
まずは屋外ケージ内でケガなく過ごせるのか、
さらに、生きた獲物をしとめることができるのか、
これから1か月ほどかけてリハビリと確認を行っていきます。
我々飼育スタッフも気を引き締めて、トラ吉の周囲を管理し、見守ります。
蔭浦