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トラ吉をサポートしていきます!②

対馬より星野悠太です。

 

今回は1022日に交通事故による骨盤骨折が原因で保護されたトラ吉の近況を報告します。

 

飼育員や獣医さんの「ちゃんと歩けるようになるのか」という不安をよそに、トラ吉の足取りは徐々に徐々に軽くなり、現在は入院室内を走り回わって遊ぶ様になるまで回復しました。

 

トラ吉の回復力には本当に驚かされます。

 

また、亜成獣(人間でいうと中学生や高校生くらい?)という事もあり、体もどんどん大きくなっています。

 

(11月頃のトラ吉の様子)

 

 

(3月頃のトラ吉の様子)

 

 

ここまで順調に進んできたように感じる一方で、思い返してみると実際は様々な事があったようにも思います。

その中でも「ウンチが出なくなる事件」は個人的に印象に残っていることですので今回のブログに記入させて頂きます。

 

保護して間もないころ、トラ吉は排便をスムーズにする事が出来ず1日に何度もウンチをしようと踏ん張っておりました。

骨盤を骨折してしまった事、急に環境が変わったストレス等が原因なのかもしれません。

ウンチが出ないだけだと聞くと大した事はなさそうに聞こえますが、踏ん張っているトラ吉の様子はとても苦しそうでした。

実際に食欲もわかないのか、ご飯を残す事も増えていきました。

 

そのため、獣医さんが麻酔をかけてお腹にたまった便を取り出しました。

また、飼育員側では給餌メニューも便が硬くならないように骨を取り除いたり、獣医さんの指示のもと便を柔らかくする薬などを混ぜて与えるようになりました。

 

それ以降も排便は安定して出る訳ではありませんでした。

下痢状のウンチが出て入院室のマットを何枚も汚してしまう、なんてことが毎日続く事もありましたし、(汚れたマットはその都度洗い、綺麗なマットと交換しておりました。)

23日ウンチが出なかった日は心配で、その後しっかりとした排便が出た際には「ウンチが出ました!」と職員内で共有し喜んでいたほどです。

 

そんなてんやわんやを経たおかげか、現在は排便障害も無くほぼ毎日しっかりとした良

便が出ています。

トラ吉のしっかりとした形の排便を見ると時折、ウンチが出ずに心配していた日々を思い出します。

 

色んな障害を乗り越え日に日に元気になっていくトラ吉。

これからもそんなトラ吉が元気に成長していってくれる事を願います。