2021年 新しい年の幕開け!

謹賀新年。少し遅れた新年のご挨拶となりました。

今年もNPO法人どうぶつたちの病院のブログをご覧くださりありがとうございます。

 

本年もツシマヤマネコや対馬の自然に親しんでいただける記事を

アップしていきたいと思います!!

まずは、現在TWCC(対馬野生生物保護センターの略)にいるヤマネコたちの近況報告です。

 

まずは公開個体のかなた(No.71

食欲は相変わらず旺盛、いまや文字通り「鏡餅」のような体系になっています。少しずつダイエットメニューに切り替えているところです。

年明けすぐに行われた健康診断ではおおむね異常なしですが、

おしっこの出が良くない様子もあり再検査を予定中。

こちらは非公開個体のナミ(No.73

施設の改修工事の関係から、昨年末より広い野外ケージへ移動しました。今はすっかり環境に慣れ、キャリーケージに入るトレーニングやボディタッチも問題なくできるようになりました。食餌も残さず、先天性の心臓病の影響も未だ現れずに元気に過ごしています。

3頭目に紹介するのは、これまであまりブログに紹介していませんでした

「ナナミ」というメスの野生個体。

実はナナミのTWCCでの飼育歴は長く、2015年冬に上対馬町豊で衰弱しているところ

保護されました。当時からすでに老齢でした。

1カ月間の野生復帰トライアルを経て「野生下での生存は困難」と判断されましたが、

以降は下島にある野生順化ステーションで飼育され、知見収集に大きく貢献してくれました。

そして20206月より、TWCCに戻ってきて予後を過ごしています。

ナナミの現在の飼育スペース。マットを敷いて肉球の擦れを防いでいます。。
ナナミの現在の飼育スペース。マットを敷いて肉球の擦れを防いでいます。。

ナナミは“おばあちゃんヤマネコ”です。

今は両目の視力もほとんどなく、歯もすり減った臼歯が残っているだけです。

野生下ではとうに死んでしまっているでしょう。

しかし、縁あって人間の飼育下で生きることとなり、多くの知見や経験値を

私たちに与えてくれています。そんな彼女への恩返しとまでは言えないですが、

すこしでも快適に、痛みのない状態で最後の日までお世話をしていきます。

 

今年はそんなナナミの様子も積極的にブログにアップしていきたいと思います!

コロナに負けず、良い一年にしていきましょう。

どうぞ宜しくお願い致します(^^)

 

蔭浦