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恋の行方は…

 

皆さま

こんにちは。職員の太田です。

 

今回から通常通りに、切ない話題ではなく見かけた対馬な生き物達の紹介を再開します。

さて、先日飼育用品を注文しているお店に荷物を取りに行く際、ここ数年で生息域が急激に減少している植物を発見しました。

 

 

毬状の花が特徴のヒゴタイ(平江帯)【学名:Echinops setifer】です。

西日本の特定地域や朝鮮半島南部等分布していて、熊本県のヒゴタイ公園が特に有名かと思います。かつては九州の草原に普通に見られ盆花にもされていましたが、生育地の開発や乱獲で数が激減してしまっています。対馬でも同様に数が減っていますが主な原因はシカによる食害です。対馬のヒゴタイは特徴的で、日本の他の地域とは花の色が異なります。通常は青紫色や瑠璃色をしていますが対馬では写真の通り白色をしていることが殆どです。

 

ちなみに花言葉は悲しい現状を体現したかのように「悲恋、実らない恋」です。

環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧種Ⅱ類(VU)とされておりますが、再び恋を実らせ種をつけ、昔のように繁栄してもらいたいです。