対馬のオニユリには種ができる

こんにちは、有川です。

今回は通勤途中でみかけるこのオニユリを紹介します^^
前にご紹介した國分英俊さん、國分愛子さんの著書「対馬の植物」で調べてみました。
 
【オニユリ】
北海道・本州・四国・九州に分布
日本各地のオニユリは三倍体で種子ができないが、対馬のものは二倍体のものが多く種子ができる(「対馬の植物」より引用)
 
ふむふむ...
三倍体、二倍体ってなんだろう??
ってことで調べてみると、遺伝子学の用語で染色体の1組を何セット持っているのかを示す数の事だそう。
三倍体だと種子ができないことを活かして
二倍体と四倍体のをかけあわせ三倍体の「種なしスイカ」が生産されているのだとか。
そして対馬ではオニユリの種子の突然変異から対馬だけに咲く「オウゴンオニユリ」が誕生!
葉っぱの付け根に出来るムカゴはクローン(同じ遺伝子)なのでオニユリにしかなりません。
種子ができるということは、他の遺伝子が混ざり合うということなので突然変異が起こるそうです。
と、ちょっと物知り博士になったような気がしています。(笑)
でも遺伝子の話って苦手なんですよね~もっとちゃんと勉強しとけばよかったと反省。^^;
対馬でもオニユリはあちこちで見られます。
この写真のオニユリは山の斜面に群生しているオニユリから外れて、ぽつんと道路脇に咲いていました。
ムカゴの子なのか、種の子なのか、知ってしまうと気になる性分です。
オウゴンオニユリは野生ではほぼ見られなくなってきているそうですが、
ひっそりどこかで突然変異を起こして咲いているのに出会えたらいいなと夏を過ごしています。