鶴たちの北帰行

皆さま

こんばんは、職員の太田です。

 

立春も過ぎ暦の上では春との事ですが対馬では、まだまだ寒い日が続いています。

寒いと感じて動かないのは人間だけなようで、ここ数日、鹿児島県出水市を飛び立った鶴たちが北帰行の休憩所として対馬に飛来してきています。

 

 

写真は真鶴(マナヅル)の群れです。群れと言っても家族単位の小さなもので基本的には1~2家族単位で群れを作ります。越冬地での数千羽を超える巨大な群れが有名で鶴の群れと聞くとそれをイメージする方も多いかと思います。

 

人間に例えるならば、ご飯を食べたりするのは家族単位、渡りといった大きなイベントをするのは数家族の集まった集落単位、越冬地の超巨大な群れは市や村といった大きなコミュニティと言った感じで想像してくれると何となくツルの群れとは何かが分かり易いかと思います。

 

また、ツルは一度夫婦になると一生涯添い遂げると言われ、家族の絆が強い生き物です。写真のツルも夫婦に子供2羽の家族構成ではないかと思います。

 

ちなみに夫婦愛の象徴とも言えるオシドリは、毎年違う個体と夫婦となります。

言葉が生まれた当時、個体識別があまり出来なかったことから、毎年同じ個体が夫婦になっていると誤認していたそうです…